2013年3月14日木曜日

大洗磯前神社(大洗町)※追記しました

茨城県東茨城郡大洗町磯浜に鎮座する大洗磯前神社(おおあらいいそざきじんじゃ)のご紹介です
※平成二十八年六月九日、地図と御朱印帳を更新しました(^∇^)
此方は延喜式神名帳に記された式内社で、名神大社にも列しています。その当時には、「大洗磯前薬師菩薩名神」の名称で呼ばれています。旧社格では国幣中社に列せられています
御祭神は大己貴命、配祀神が少彦名命です
御由緒として、斉衡三年(856)十二月二十九日、大洗の磯前に御祭神である大己貴命、少彦名命が御降臨、里人の一人に神がかりします。
「我はこれ大奈母知(オオナモチ)・少比古奈命(スクナヒコナノミコト)也。昔この国を造り常世の国に去ったが、東国の人々の難儀を救う為に再びこの地に帰って来た」
と仰せられたそうです。当時は地震の頻発で人心が動揺し、国内が乱れている頃で、二柱の大神はこうした混乱を鎮める為に降臨したそうです。
天安元年(857)八月七日に官社に列せられ、同年十月十五日には「大洗磯前薬師菩薩名神」の称号を賜ります。しかし、永禄年間に小田氏治の兵乱の被害を蒙り、社殿以下を消失してしまいます。その後、水戸二代藩主徳川光圀公がご造営の工を起し、三代藩主綱條公が建造の工を竣えた、とのことです。そして明治十八年に国幣中社に列せられ、太平洋戦争後には別表神社に定められています
また、此方は那珂川を挟んで鎮座する酒列磯前神社と深い関係にあり、酒列磯前神社に少彦名命を祀り、二社で一つの信仰を形成しています。
さて神社です。今回の写真は平成十九年、二十三年、二十四年のものを使用しています
此方は実家から車で10分程の所にあり、小さい頃から初詣やお参りなど、一番よく行く神社じゃないかなと思います。なら、一番始めに紹介しろよって話ですよね(´Д` )
それはさておき、此方は海水浴で全国的にも有名な大洗海水浴場のすぐそばにあります。海岸沿いの道の真ん中に、ドンと大きな一の鳥居がお出迎えしてくれます。
表参道には同じサイズの二の鳥居があります。どちらの鳥居の額も「有栖川宮熾仁親王御染筆御額」になります
社号標は二つ在るようで、其々一の鳥居、二の鳥居のそばに建っています
一の鳥居そばの社号標です。国幣中社の上の部分に、小さく「元」と彫ってあります
二の鳥居そばの社号標です。
鳥居をくぐるとすぐに神橋と狛犬が鎮座しています
海の目の前の神社だからでしょうか、狛犬は相当に年季が入っています
参道の階段横から小道が伸びており、清良神社と神池があります
社殿によると清良神社は不運の内に亡くなった小幡宥円という人物を祀った社だそうです。ただ、勉強不足でこの人物がどう言った方なのかは分かりませんでした(´・_・`)此処から涸沼という湖を挟んで西に20kmほど先へ行くと、小幡氏の居城である小幡城があります。戦国時代などにはこの辺りがどう言った勢力の支配下にあったかはわかりませんが、小幡氏に関係する誰かなのでしょうかね?後で調べてみようかと思います
此方は神池です。以前紹介した鹿島神宮には「御手洗」という禊の場があり、そこによく似た感じです。
こちらは表参道の横手にあるので、昔は此処で身を清めて参拝したのでしょうね
階段を登り神社へ向かいます
背後を振り返ると、海が見えます
三の鳥居になるんでしょうか、階段を登り切った先にも鳥居があります
此方は五年前の鳥居です。現在は新しい鳥居が建っていますが、まさかの撮り忘れヽ(´o`;
随神門です。立派ですね
創建は前述したように、水戸藩三代藩主綱條公時代の享保十五年(1730)で、随神門だけでなく、拝殿、本殿もこの時代の創建になります
神門前の狛犬です。陶器製なのでしょうか、同じような形状の狛犬を前に紹介した常磐神社でも見かけました。流行りだったんでしょうかね?

参考までに常磐神社本殿裏手の狛犬です
この随神門、彫刻が見事ですが、それ以上にすごいなと感心してしまったのが木鼻の部分です。
流石海を目前とした神社、木鼻も「海」をモチーフとしていて綺麗だなと思っていたら…
あれ、この形は?もしかして獅子鼻?そうです、遠くから見ると獅子鼻のようにみえる風に造られているのです。神職の方に伺うと、詳しい事は分からないが、当時の宮大工さんの洒落た心意気なのでしょうということが聞けました。流石江戸時代、洒落てますねo(^▽^)o
拝殿側からの随神門です
境内です。芝生の敷いている境内はとても明るく、神社なのにとても開放的な感覚を覚えます
神門は菊紋と右三つ巴ですね
拝殿です。朱塗りの向拝柱が目を引きます
獅子鼻も華やかです
写真は上が平成十九年、下が平成二十三年の時の拝殿です
極彩色の彫刻は見ているだけで楽しくなります
蛙が三匹鎮座してます。参拝者が「無事帰る(カエル)」の洒落でしょうかね?
本殿です。大きな茅葺の屋根が特徴的です
拝殿と同様に彫刻には鮮やかな色彩が施されていますが、同時に茅葺の本殿は厳かな気持ちにさせてくれます
参拝した日は九月の終わりですが、とても暑い日でした。けれど、もう色付き始めた葉が何となく秋を感じさせます(^∇^)
御祭神の大己貴命は別名を大国主命と言い、その読みから七福神の「大黒様」と習合した民間伝承が広まっています。その事もあるのでしょう、境内の瑞垣の上にはズラリと大黒様や恵比寿様が並んでいます
此方は本殿向かって左手の末社です。
左より大杉神社(大物主命)、
水神社(罔象女命)、
八幡宮(玉依比賣命 大帯姫命 応神天皇)になります。
此方は本殿向かって右手の末社です。
左より大神宮(天照皇大神)、
静神社(建葉槌命 手力雄命 高皇産霊尊 思兼神)、
水天宮(天御中主神 安徳天皇 建礼門院二位尼)になります。
此方は境内左側にある神馬舎です。
駐車場そばにある此方は烏帽子厳社 です。 御祭神は烏帽子厳神で、「烏帽子岩」と呼ばれる岩石の神霊を祀っているそうです。
福助が一緒におります
駐車場へと至る道にも境内社があります
此方は 茶釜稲荷神社です。御祭神は倉稲魂命です。
稲荷社なので当然神使はお狐様ですが、何か茶釜と聞くとたぬきのイメージが強く、自分の中では面白い名前だなと思いますがどうでしょうか?
神社前には茶釜稲荷神社 、櫛形山神社、大甕磯神社と書かれた碑があります。もしかしたら、合祀社なのでしょうか?
此方は與利幾神社 です。御祭神は建御名方命です。
此方は石尊宮で、神奈川県伊勢原市にある大山阿夫利神社の分社とのことです。
此方は「神磯」です
神社の表参道を降り、二の鳥居を抜け、正面の狭い路地を抜けて海岸に出ると、海岸に鳥居が立つ「神磯」に向かえます
此処は御祭神の降臨した場所と伝わっています。う〜ん、何という胸の熱くなる場所でしょうヾ(@⌒ー⌒@)ノが、自分の写真レベルではそんな御威光が写せるわけもないです(´Д` )残念orz
ちなみに上から平成十九年、二十三年、二十四年の鳥居です
御朱印は社務所で頂けます
此方が今回参拝時のもの
此方は五年前に頂いたものです
※平成二十五年三月十四日追記です
此方では御朱印帳がありますが、どうやらオリジナルではないようですね。
以前は別のデザインのものがあり、そちらを頂こうと思っていたのですが、作成している所が店じまいをしてしまったので、新しくしたそうです
と言うことは、以前のはもう手に入らないんですね、残念(ToT)/~~~
此処から平成二十八年六月追記です
遂に大洗磯前神社にオリジナルの御朱印帳が誕生しました♪( ´▽`)と言っても、結構前から存在は知っていたのですが、自分が行くたびに売り切れているという(⌒-⌒; )ですが先日、手に入れることができたのでご紹介です(・ω・)ノ
神磯の鳥居と太平洋、青い空、爽やかな御朱印帳ですね(^∇^)