2012年5月16日水曜日

胎安神社(かすみがうら市)

かすみがうら市西野寺にある「胎安神社(たやすじんじゃ)」です。また、延喜式内小社「茨城郡 夷針神社」の論社でもあります。

御祭神は「経津主命」と、相殿に梅宮大社の御分霊として胎内安全の神、「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」を祀っています。胎内安全、安産育子の神様として知られる神社です。

創建は奈良時代、天平宝字六年(763年)九月と言われています。

神門なのかな?神仏混合の名残なのか、何となく神社よりも寺院のようだと、直感的に感じます。瓦葺きだからかな?

大きくはないですが、如何にも地域の鎮守様という雰囲気は、心が落ち着きます。

拝殿前にあるのは「不老長寿の杉」です。根元が固められている為、成長が遅く、樹齢の割に大木ではありません。杉皮の一片を衣服に縫い付け着用すると長寿を保ち、常に溌剌とした元気を保てると言う所以があるそうです。

扁額と奉納絵馬です。屏風には「胎安大神」の字があり、古来から安産祈願の信仰の篤さが窺えます。

神紋は「笹竜胆」です。この神紋にも由来があります。源頼義、義家父子が奥州征討の折に、神主を招き安産祈願を執り行い、その後の大任遂行のお礼参りに大刀を一振り奉納し、この時以来義家の家紋である笹竜胆の使用を許可されたということです。

源義家と言うと八幡太郎とも称され、源頼朝や足利尊氏の祖先として有名な人ですが、そういうのを知ると歴史好きの血がムズムズしますなぁ(^^)

蟇股(で良いのかな?)には立派な龍が彫刻されてます

柱も細かな意匠が施されてます

本殿です。本殿には覆屋がかけられています。

本殿背面には立派な彫刻。小さいながらも見応えがあります。

本殿に見慣れない神紋が。右と左で若干意匠が違って見えます(気のせい?)鏡?月?

ちなみにこの紋の事を宮司さんに伺った所、宮司さんもよく分からないとのこと。なんでもこの周辺は江戸時代以前まで政情的に不安定な所で、寺院管理になったり、領主が変わったりする中で詳しい資料も残っておらず、既に在った、と言うものだそうです。

神社東側にあるご神木、「子持ち松」です。石(子)を抱いた珍しい松です。残念ながら明治時代に枯れてしまったそうですが、それでもお参りにくる方は絶えないようです。

カエルです。とても良い感じに苔生してます(^∇^)

御朱印は社務所で頂けました。

宮司さんは作業中の忙しい中、こちらの質問にも嫌な顔一つせず 色々と教えてくれました。御由緒書きもわざわざ袋の中にいれて渡してくれました。その中には、なんと「腹帯イロハ」のパンフレットがΣ(・□・;)なんか色々な知識がしれるのはいいんだけど、今の所これを有効活用する時は遥か彼方だなぁヽ(;▽;)ノ

参拝後、神門から神社への反対方向の竹林の中に鳥居を発見!!すわ、こっちが表参道かと歩いてみると、タケノコの山状態!!そこいら中に成長期真っ只中の筍が!!竹林もとい筍林をしばらく行きましたが一向に道が開けず、むしろなくなってきてしまったので退散しました。あの先にも鳥居があるのかなぁ?